小学生の論理的思考

小学校二年の長男の家でやる勉強は私が見ている。といっても、学校の宿題は対象外で、自宅でやるドリルやら何やらを決めて、それを添削するだけなのだが。

当然ながらベネッセのお世話になりまくっている。赤ちゃん時代から「こどもチャレンジ」のお世話になり、そのままの流れで「進研ゼミ」のお世話になっている。自宅教材を書店で選ぶのも大変だから、補助教材のお世話にまでなっている。まさにベネッセ様々だ。

その補助教材の添削をしているとき、本日の国語の教材を何気なく見てみたら、単元が「論理的思考」。どんな問題かと注意してみていたら、こんな問題がいくつか出されていた。

○○ちゃん(キャラクターの名前)は図書室にいます。
図書室では静かにしなければなりません。

○○ちゃんは図書室でどうしなければなりませんか?

おお、三段論法ですな、これは。幸いにも、一応全問正解していました。しかし、「何故その答えになるのか?」という一番大事なことを聞き忘れてしまった・・・。

それはいいとして、三段論法的な話し方というのは、子供たちには結構自然に見られます。兄弟げんかの後、妹(年長)が泣きながら親に言いつけに来るときは、まさに三段論法の世界です。

○○君いけないんだよ。・・・しちゃいけないのに、やっているよ。・・・

・・・うちの子って理屈っぽいのかな?

閑話休題

ここで不思議なのは、概念が入ると、途端に正答率が下がることです。ここで「三段論法」という言葉を使った瞬間に身構えてしまい、「演繹」という言葉を使うと「もうだめ・・・」比率が増大する。でも、やっていることは小学二年生の教材と同じなんですよね。

普段やっていることを普段どおりにすればいいだけなのに、言葉がそれを阻害してしまっているような気がしてなりません。