世田谷246ハーフマラソン

Run

この前の日曜日は世田谷246ハーフマラソンだった。 今年も運よく抽選にあたり、ハーフマラソンに出場できた。と言いつつ、二週間後にフルマラソン(富士山マラソン)を控え、どのように走るか微妙なところ。 とりあえずは、前半抑え気味で後半あげるという大…

ワークショップと学び1

ワークショップと学び1 まなびを学ぶ作者: 苅宿俊文,高木光太郎,佐伯胖出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2012/04/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見る ワークショップシリーズ全三巻の一巻目。だから、とい…

箱根前哨戦としての全日本

Run

今日は全日本大学駅伝があった。 もちろんこのレースも三大駅伝なので重要だが、箱根駅伝の前哨戦として、各チームの動向をつかむ材料としても捉えることができる。 その観点から本日のレースを振り返る。ということで、主要校についてコメントしてみる。・…

今月サマリー

Run

何度目かの再開。今度は続くだろうか。 今月のRunについてのまとめ。 総走行距離:280Km 走った日数:17日 ・30キロ走:2回(うち一回は荒川30K) ・20キロ超:1回(25キロ)走行距離は初めて250キロを超えた。ようやく走りこめたという水準に近づいたか。 …

「対案を出せ」への正しい対応法

7/19〜20にツイートされた@ynabe39氏の「対案を出せ」に答えなくてよい、という一連の主張を読んだ。「対案を出せ」というのはレトリックだとか、客観性やら価値観やらいろいろな言葉が飛び出していたが、どう好意的に見てもこの主張は、「対案を出せ」と言…

「最強のクリティカルシンキング・マップ」

最強のクリティカルシンキング・マップ(道田 泰司、日本経済新聞出版)という本を読了した。現在いろいろな分野で使われ、やや混迷しつつある「クリティカルシンキング」を概観しようという一冊である。最強のクリティカルシンキング・マップ―あなたに合っ…

「アカデミック・キャピタリズムを超えて」〜基礎科学と応用科学という虚像

アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在作者: 上山隆大出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2010/06/24メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (15件) を見る「アカデミック・キャピタリズムを超えて」を…

「実践知」は実践知に迫れたのか?

実践知 -- エキスパートの知性作者: 金井壽宏,楠見孝出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2012/03/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (19件) を見る実践知を読了した。 内容としては、いわゆる学校や研修などで教…

「学習の生態学」に見る 学習の常識の破壊

気が付いたら、一年近くほっぽってしまった・・・。 反省。さて・・・。 先日読了した「学習の生態学」は非常に刺激的な一冊だった。学習の生態学作者: 福島真人出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2010/08/24メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 19回…

わざ言語徹底解読(7) わざキンとは?

第7章 人が「わざキン」に感染するとき 第一部を締めくくるのは、御大佐伯胖氏である。佐伯氏は、第一部全体を締めくくるのかと思ったら、意外にも前章の解読を行っている。それも、「感覚の共有」と難しい言葉を使わずに、「わざキンに感染」という観点か…

わざ言語徹底解読(6) 看護の世界における「わざ言語」

第5章と第6章の2章は、看護の場面に焦点をあててわざ言語の特徴やわざの伝達についてまとめられている。まずはこの2章の構成を見てみよう。 第5章 「わざ」言語が促す看護実践の感覚的世界 1.看護における「わざ」 2.看護の「わざ」に見る相互主観…

「わざ言語」徹底解読(5) 文字知とわざ言語

第四章 「文字知」と「わざ言語」 第四章は、特に分野を限定せずにわざ言語の「言語」としての側面にフォーカスをあてている。実際に取り上げられるのは、宮大工の西岡常一やその弟子小川三夫、和太鼓奏者の佐藤三昭、スピードスケートコーチの結城匡啓など…

わざ言語徹底解読(4)スポーツでのわざの伝達

第三章 スポーツ領域における暗黙知習得過程に対する「わざ言語」の有効性タイトルどおり、第三章ではスポーツ場面でのわざ言語が対象になる。と言っても、第二章でもかなりスポーツに重点が置かれてから、その続きとも捉えることは可能だ。この章では、まず…

わざ言語徹底解読(3) 熟達化という観点からわざ言語を見る

第二章 熟達化の視点から捉える「わざ言語」の作用 第二章はわざを教わる側から見ての考察だ。例によって、目次をみてみよう。 1.スキル獲得と「わざ」の習得 2.熟達化から捉える「わざ言語」 3.フロー体験から捉える「わざ言語」 まず、学ぶ側から見…

「わざ言語」徹底解読(2)第一章 「わざ」の伝承は何を目指すのか

この章の著者は生田久美子氏。生田氏は、1987年に「わざから知る」という書籍を書かれている。この「わざから知る」は、後から出版される関連書籍に非常に多く参考文献として掲載される、いわば「わざ」分野の基本的一冊と言えるようなものだ。従って、この…

「わざ言語」徹底解読(1)

わざ言語:感覚の共有を通しての「学び」へ作者: 生田久美子,北村勝朗出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2011/03/31メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 44回この商品を含むブログ (3件) を見る 表題の書籍を読み終えて数か月経つ。何とかまとめよ…

デザイン思考

デザイン思考とタイトルのついた本を、ほぼ同じ時期に三冊ほど読んだ。まあ、屋号にデザインとついているので、少しは勉強しないと・・・。「デザイン思考が世界を変える」 「デザイン思考の仕事術」 「ビジネスのためのデザイン思考」「デザイン」という言…

地方議員の正しい?選び方

明日は区議会議員投票日。候補者80名の中から一人を選ぶ。必ずしも知名度の高くない候補者の中から、自分の支持する人材を見つけるのは容易ではない。正直、前回は名前が覚えられず、結局その場でなんとなく決めてしまった記憶がある。 それではまずい、と今…

Live in Marciac/Brad Mehldau

Live in Marciacアーティスト: Brad Mehldau出版社/メーカー: Nonesuch発売日: 2011/02/22メディア: CD購入: 8人 クリック: 33回この商品を含むブログ (6件) を見る今もっとも旬なジャズ・ピアニストと言えば、ブラッド・メルドーだ(と断言)。最近は、完全…

ストーリーとしての競争戦略 徹底解読(終)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/05/10メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 770回この商品を含むブログ (124件) を見る 【おわりに:ストー…

ストーリーとしての競争戦略 徹底解読(6)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/05/10メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 770回この商品を含むブログ (124件) を見る 【ストーリー作成の…

ストーリーとしての競争戦略 徹底解読(5)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/05/10メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 770回この商品を含むブログ (124件) を見る 【佳境2 クリティカ…

ストーリーとしての競争戦略 徹底解読(4)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/05/10メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 770回この商品を含むブログ (124件) を見る【佳境1 コンセプト】…

ストーリーとしての競争戦略 徹底解読(3)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/05/10メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 770回この商品を含むブログ (124件) を見る 【ストーリーの5Cの…

ストーリーとしての競争戦略 徹底解読(2)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/05/10メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 770回この商品を含むブログ (124件) を見る【第一章、第二章 長…

ストーリーとしての競争戦略 徹底解読(1)

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)作者: 楠木建出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/05/10メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 770回この商品を含むブログ (124件) を見る「ストーリーとしての…

震災から一週間経って

あの大震災から一週間経ちました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りすると同時に、被災された方へお見舞い申し上げます。この一週間、震災に関して、そして被災者への支援や原発の状況などに対して、さまざまな情報が流れました。それはネットでも同…

日経ビジネススクールで講座を担当します。

http://www.nikkei-nbs.com/nbs/seminar/1106003.html6月に、二回にわたって「ビジネス情報力」というタイトルで講座を担当します。 世間でよく言われる情報整理・情報活用とは一味違った切り口での講座を目指しています。ご興味のある方はご参加を検討いた…

発信者のとるべきスタンスとは  街場のメディア論より

前回エントリーで見た「書棚に自分の見られたい姿」を作り出せる読者を生み出すために、何が必要になるか。内田氏は、それを発信者に求める。そして、内田氏は発信者の著作物に対する価値観にメスを入れている。そういえば、ちょうどよいタイミングで、読売…

本棚から見る読み手論  街場のメディア論より

数日前に読了した内田樹氏の「街場のメディア論」は、いろいろ考えさせてくれた一冊だった。特に、 ・消費者論 ・書き手論 ・読み手論 という観点から、考えどころ満載だったと感じる(肝心のメディアの話からかけ離れているが・・・)。今回から、それぞれ…