2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

我が家の保育園時代の終わり

本日娘の保育園最終登園日。これで8年間にわたる我が家の保育園時代が終わった。保育園の関係者のみなさま、8年間本当に子供二人をお世話になりました。思えばいろいろ学ばせてもらった8年間だった。しかし、成果物は心もとない。子供はとても成長した。そし…

発想法(川喜田)−2

(日本人が)表札が思いつかれるのが、何枚かの「親近性のある」紙切れの一行見出しが、単に文字記号面だけの意味だけでなく、その意味の中心を取り巻いて、その周囲にモヤモヤと連想的雰囲気をたてているからである(141ページ) 以前も書いたが、本書の後…

視座・視野・視点

先週のエントリーで紹介した二冊の本のどちらにも載っている考え方として、「視座・視野・視点」があります。論点思考作者: 内田和成出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/01/29メディア: 単行本購入: 30人 クリック: 389回この商品を含むブログ (37…

日経産業新聞に連載最終回が掲載されました

最終回ということで、ロジカルシンキング(にとどまらず考える)コツを紹介しています。具体的には ・具体的に考える ・ツールに振り回されない ・ブラッシュアップする ・考えを深める の4点です。今までご覧いただいていた方、ありがとうございます。

発想法(川喜田二郎)

文章化は図解の持っている弱点を修正する力を持っている。もっと平たくいえば、その誤りを見破って、発見し、かつ修正の道を暗示する力をもっている。(発想法、98-99ページ) 一方、こんな文章もある。 図化は効率的な思考の整理法です。二項対立をクリアに…

なぜノウハウ本を実行できないのか

知識と行動のギャップをつなぐのは、一にも、二にも、三にも繰り返すこと。間隔を置いた実行です。(21ページ) 確かにその通り。私たちは、小さい頃からそのようにして実行できるようになってきた。子供の勉強しかり。部活しかり。そこで疑問。何故大人は子…

問題発見、課題設定についての考察

問題発見、課題設定・・いろいろと表現されますが、つまりは「何を解決するか?」を捉える力。問題解決の前段階で必要とされる力にも注目が集まり始めているようです。本も出てくるようになりました。直近で話題になっているのは、でしょうか。論点思考作者:…

日経産業新聞に連載11回目が掲載されました

今回のテーマは「ストーリー」。ロジカルシンキングではあまり聞きなれない言葉ですが、少なくとも説得や理解を目的にするなら、中身だけでなく流れも考えないとね、ということです。その際には、いろいろな制約条件も考慮する必要があるでしょう。連載も早…

地アタマを鍛える知的勉強法

自分が出題者になる勉強法を行うと、理解が急速に進みます。逆を言えば、受身で与えられた情報をこなしているだけでは、それ以上突き抜けられないからです。ひとたび自ら問題を作ろうとすると、まず全体を見通す力が必要になり、そこから本質を取り出す力が…

職場の学びを促進するWPL-3

前のエントリーで、WPLは「職場での学びを促進する仕組み」であると述べました。そこでは、診断項目及び診断結果の振り返りが職場での学びを促進するのに効果的であると述べました。そうすると知りたくなるのが、「じゃあ何が学べるのか?」ということでしょ…

職場の学びを促進するWPL-2

昨日のエントリーでは、ダイヤモンド社のWPLとは「職場の学び促進ツールである」ということを、独特の診断項目から見ていきました。しかし、診断項目が独特なだけで職場の学びを促進するわけではありません。このエントリーでは、職場の学びを促進する仕組み…

日経産業新聞に連載十回目が掲載されました

今回は、「受け手を理解する」ことがテーマです。相手に伝える場合、受け手を考慮しないと「君の言っていることは正論なんだけどね・・・」となってしまいます。にも関わらず、これもあまり話題としてとりげられていないのが現状ではないでしょうか。ご興味…

職場の学びを促進するWPL-1

先週になりますが、3月4日にダイヤモンド社石山記念ホールにて、WPLファシリテーター養成講座の講師を担当しました。WPLとは、東大の中原淳准教授と神戸大の松尾睦教授が開発、ダイヤモンド社が提供する「職場での学び」を診断するツールです。不肖生方も、…

日経産業新聞に連載九回目が掲載されました

今回のお題は「メッセージ」です。今回掲載された内容については、この4月に発売される「Think!」にも掲載される予定です。メッセージを磨くことは、自分の考えをクリアにするという点でも、相手に要点をわかりやすく説明するという点でも大事なことだと思い…

日本辺境論

辺境人の最大の弱点は「私は辺境人であるがゆえに未熟であり、無知であり。それゆえ正しく導かれなければならない」という論理形式を手放せない点にあります。まさにこの論理形式が「学び」を起動させ、師弟関係を成立させ、「道」的プログラムの成功をもた…