ストーリーのもつ機能
ストーリーにすると、どんないいことがあるの?
これも少し見てみよう。
まずは、「私たちの中にある物語」から。
- 作者: ロバートアトキンソン,Robert Atkinson,塚田守
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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ストーリーの機能として、
1.心理的機能
2.社会的機能
3.神秘的機能
4.宇宙的機能
と、これだけ見ると、個人の心理から宇宙にまで広がって、とんでもないことになったなあ、という印象。本書は印象てきにはキャンベルの英雄物語系に近いのかな。ストーリーもどちらかといえば、自分を高みに引き上げるという観点のものが多い。
続いて、「センスメーキング・イン・オーガニゼーションズ」
- 作者: カール・E.ワイク,Karl E. Weick,遠田雄志,西本直人
- 出版社/メーカー: 文眞堂
- 発売日: 2001/04/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1.物語は理解を助ける
2.物語は諸事情に因果の秩序を付与する
3.そこにない物事について語れるようにする
4.複雑な事象を容易に理解できる
5.ルーティンをより豊かにする
6.経験のデータベース構築を可能にする
7.共有された価値観や意味を伝える
こちらは、理解促進から考え方の伝達といった方面に視点が向いている。確かに関係性をはっきりとして説明されると、その分理解は進む。それに加えて考え方や価値観も反映させることができる。まあビジネスシーンで私たちが考えるべき物語は、こちらの機能をイメージした方がよさそうだ。
まもなく発売!
ビジネススクールで身につける仮説思考と分析力―ポケットMBA〈5〉 (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 生方正也
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: 文庫
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