ストーリーのもつ機能

ストーリーにすると、どんないいことがあるの?
これも少し見てみよう。

まずは、「私たちの中にある物語」から。

私たちの中にある物語―人生のストーリーを書く意義と方法

私たちの中にある物語―人生のストーリーを書く意義と方法

ストーリーの機能として、

1.心理的機能
2.社会的機能
3.神秘的機能
4.宇宙的機能

と、これだけ見ると、個人の心理から宇宙にまで広がって、とんでもないことになったなあ、という印象。本書は印象てきにはキャンベルの英雄物語系に近いのかな。ストーリーもどちらかといえば、自分を高みに引き上げるという観点のものが多い。

続いて、「センスメーキング・イン・オーガニゼーションズ」

センスメーキング イン オーガニゼーションズ

センスメーキング イン オーガニゼーションズ

1.物語は理解を助ける
2.物語は諸事情に因果の秩序を付与する
3.そこにない物事について語れるようにする
4.複雑な事象を容易に理解できる
5.ルーティンをより豊かにする
6.経験のデータベース構築を可能にする
7.共有された価値観や意味を伝える

こちらは、理解促進から考え方の伝達といった方面に視点が向いている。確かに関係性をはっきりとして説明されると、その分理解は進む。それに加えて考え方や価値観も反映させることができる。まあビジネスシーンで私たちが考えるべき物語は、こちらの機能をイメージした方がよさそうだ。

まもなく発売!