群れのルール

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

群れのルール 群衆の叡智を賢く活用する方法

虫や鳥が群れとしてどんな力を発揮しているかを解説し、それを人間世界で応用した事例も解説した一冊。

読んでいると、虫の群れというのは、単なる個体の集まりではないな、ということを強く感じる。群れ自体が一つの生命体のような錯覚を受ける。つまり、単なるアリの群れと考えるのではなく、「アリーズ」という生物が何かしていると捉えた方がよさそう、ということだ。

もう一つ感じたことは、虫や鳥の群れの行動は、まさにヒューリスティックスの塊だ、ということ。本書で示されているビジネスへの応用も、ヒューリスティックスの活用例ととることもできる。そういえば、以前読んだ「なぜ直感の方がうまくいくのか」というヒューリスティックスに関する本と共通するものを感じる。


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