問題解決・分析

仮説思考と将棋

今、将棋の最高位のタイトル戦「竜王戦」が佳境に入っているそうだ。今期の挑戦者は羽生名人で、羽生名人がタイトルをとると、「永世竜王」になり、史上初の「永世七冠」にもなるらしい。本当にすごい人だ。私と羽生名人とは年齢が近いが、近いのは年齢だけ…

プレジデント誌の特集−「年収1500万円社員vs400万」630人分析!−を分析してみる。

前回はプレジデント誌の特集「年収1500万円社員vs400万」630人分析!」で行われている分析の問題点について指摘しました。「じゃあ、あんただったらどんな分析をするんだよ?」そうですね、文句ばかりではいけません。自分だったらぱっと思いつくのは次の3…

プレジデント特集 −「年収1500万円社員vs400万」630人分析!−

寒くなりました。手帳の季節です。町には来年の手帳があふれ、書店には手帳特集の雑誌があふれます。早速自分の来年の手帳を入手しなくては!その前に、目についた手帳特集雑誌を思わず購入してしまいました。PRESIDENT (プレジデント) 2010年 11/15号 [雑誌…

東大生が書いた 問題を解く力を鍛える ケース問題ノート

東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」作者: 東大ケーススタディ研究会出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/09/17メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 106回この商品を…

「地頭」とは

今日も「地頭力を鍛える」を題材に。地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」作者: 細谷功出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/12/07メディア: 単行本購入: 54人 クリック: 878回この商品を含むブログ (274件) を見る本書では、題名にもな…

フェルミ推定

昨年末から今年初頭にかけてのベストセラーに(今もだが)「地頭力を鍛える」がある。地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」作者: 細谷功出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/12/07メディア: 単行本購入: 54人 クリック: 878回この商品…

発見力における「比較」

昨日の続きで、この本を題材にしてみる。ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)作者: 小宮一慶出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2007/09/13メディア: 新書購入: 13人 クリック: 274回この商品を含むブログ …

発見力の構造

遅ればせながら、下記本を読了。ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)作者: 小宮一慶出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2007/09/13メディア: 新書購入: 13人 クリック: 274回この商品を含むブログ (132件) …

データや情報のテーマを捉える

あまり自著に関連したネタばかりでもつまらないので、そろそろ他の書籍を題材にしていきたい。まずは、新版になった野矢茂樹氏の「論理トレーニング」あたりだろうか。と思って読んでいたら、「シナリオ構想力」の内容とかぶる部分を見つけたので、まずはこ…

特性を活用する−「ウェブ時代をゆく」

特性という概念を活用していくと、思考の整理が進む例を梅田望夫著「ウェブ時代をゆく」の第四章「ロールモデル思考法」を例にとって考えてみよう。「ロールモデル思考」は、本書における一つの肝だ、という記述をどこかで読んだことがあるが、それにしては…

特性をもとにした分析

(前回からの続き)「日本文学史序説」において、特性という考え方がどのように活用されているかを見ていきたい。日本文学史序説〈上〉 (ちくま学芸文庫)作者: 加藤周一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/04/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 46回…

データを丁寧に見る

考えを進めるにあたって、仮に手元にあるものだけでも丁寧にデータや情報、さらには考えを見ることは重要である。そのために必要な観点として「テーマ」と「特性」がある。詳細は「シナリオ構想力」の第二章を参照していただくとして、概要だけ示せば、 ・テ…

シナリオ構想力とは

まずは、ネタだしとして、自分が書いた本を題材にしたい。シナリオ構想力 実践講座作者: 生方正也出版社/メーカー: ファーストプレス発売日: 2008/01/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 84回この商品を含むブログ (16件) を見るこの本…